パンケーキとホットケーキって何が違うの？

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パンケーキブームらしきものが始まって、
しばらく経ちましたが、今もパンケーキ専門店が続々とオープンしています。
ハワイのパンケーキ店、日本初上陸！とかよく見かけます。
そろそろ混雑も収まったかなーと思い、
テレビでよく紹介されている、
大阪の人気パンケーキ店に行ってきたのですが・・・
パンケーキとホットケーキは違う食べ物だと思っていたワタクシ、拍子抜けしました笑
「んー？パンケーキってホットケーキの違いって何？？」

パンケーキとホットケーキの違い・定義

「パンケーキ（薄）とホットケーキ（厚）の違いは厚さ」
「パンケーキとホットケーキは、味と特に食感に違いがある」
漠然とそんな風に認識していたのですが、
実際のトコはどうなんでしょう？

By: Ralph Daily

『パンケーキ』の『パン』は、フライパン（frying pan）のpan（片手鍋）。
つまり、パンで焼いたケーキは全て『パンケーキ』ということです。
パンケーキのなかにホットケーキは含まれる・・・

結論：パンケーキとホットケーキは一緒の食べ物たっだ！

『一緒の食べ物』としてしまうと少々雑かもしれませんが、
料理の定義としては、違いの無い同じものになりますね。

ただ、パンケーキとホットケーキが同じとは言え、
国によって違いがあったり、それぞれの傾向はあるみたいです。

厚みがある『ホットケーキ』、薄っぺらい『パンケーキ』
甘さが強い『ホットケーキ』、甘味なし・薄い塩味の『パンケーキ』

パンケーキとホットケーキの歴史

パンケーキそのものの歴史は古く、古代エジプト時代には既に食されていたよう。
日本においては明治30年代初め（1900年頃）に、
雑誌で『パンケーキ』が紹介されたのが一番最初。パンケーキ日本上陸！

1900年頃と言うと、第一次世界大戦（1914年）よりも前。
日本でも今から100年以上前から、知られていたんですね。

ちなみに戦後しばらくの間は、ドラ焼きとホットケーキが混同されていたようで、
漫画『サザエさん』ではサザエさんが「ドラ焼きを焼く」と言って、
ホットケーキを焼くシーンが書かれているそう。
さすがサザエさん！ハイカラ！笑

By: senov 京都・寺町三条スマート珈琲の看板メニュー『ホットケーキ』

日本で一般的なのは断然『ホットケーキ』

日本で馴染みが深いのは、やっぱりホットケーキですよね！
でも、元々は『パンケーキ』として日本に上陸したのに、『ホットケーキ』の方が
メジャーなのはナゼ？というギモンが。

それには、『ホットケーキミックス』の登場が大きく貢献しています。

1900年頃（明治30年初め）パンケーキが日本に上陸
1931年（昭和6）初の『ホットケーキの素』が発売されたがヒットせず。
戦後（1945年以降）『ホットケーキ』『パンケーキ』『ドラ焼き』グダグダする笑
1957年（昭和32)甘さを加えた『ホットケーキの素』が大ヒット！
1957年（昭和32)以後、森永製菓を始め各社が参入。

『ホットケーキの素』の大ヒットで、家庭で手作りするおやつの代名詞として
定着したわけです。
大ヒットの背景には、単に甘い方が好まれたというだけではなく、
戦後・昭和の高度経済成長期や電化製品の普及、
「ママの手作りおやつ」といった当時の憧れの家庭像なども関係しているのでは
ないでしょうか。

結局、パンケーキとホットケーキは一緒？違いは？

By: toooooool 関西初上陸・ハワイのパンケーキ店Eggs'n Things

呼び方が違うだけで、モノは一緒！という結論です。
しかしながらスイーツ通の友人に聞いてみると、
「パンケーキとホットケーキは違う食べ物や！」
「ホットケーキはモフモフしてるけど、パンケーキはシャゴっとした食感！」
との主張。シャゴ？笑
同じとするも、違うとするも、どう定義するかはアナタの自由！
お店によっても違うと思うので、
次は、6月21日大阪に関西初上陸したハワイのパンケーキ店『Eggs'n Things』に
でも行ってみたいと思います。