実は頑張りすぎかもしれないという事実。

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「なんか疲れたなぁ・・・」
「やる気が出ない。疲れてるのかな・・・」
「今日は疲れてるから！明日やるよ！」

本当の本当に疲れているのか、はたまた面倒なだけか。
自分でもわからない時ってありませんか？

そんなにストレスを感じている自覚も無いのに、円形脱毛症が発生！
なんて事が過去2回もあるワタクシ。
案外ヒトって鈍感と言うか、ガムシャラな時は疲れも疲れと思わないモンらしいです。

とは言っても、先延ばしにするための言い訳にも使ってますが笑
そんな言い訳も近い将来できなくなる日が来そうな予感です！
なんと客観的な数値として、疲労度を計測可能な『疲労度計』があるそうな！

疲労度計とは？

人差し指1本を疲労度計に差し込み2分半。
自律神経（交感神経と副交感神経）の働き・バランスを計測する事によって、
計測時点での心身の疲労度を計る事ができる『疲労度計』が7月に完成したそうです。

大阪市立大学渡辺教授を中心に、日立システムズや村田製作所などが
共同開発した疲労度計。
まだ一般家庭向けの製品化とまではいきませんが、
大阪・梅田の「うめきた・グランフロント大阪」のナレッジキャピタル
「健康科学イノベーショセンター」内に12台設置されているとの事。
「仕事帰りにサラリーマンらに立ち寄ってもらう」ことを目的として、
「疲労度計測会員」を募集しているそうです。

まだ2013年7月にオープンしたばかりのイノベーションセンター。
9月1日以降は18：30までやっているそうですが、疲労度計はメンテナンス中で
疲労度計測については要事前確認との記載がありました。

まだまだこれから！ってところなんでしょうけど、
仕事帰りにサラリーマンに立ち寄ってほしいなら、もうちょっと遅くまで
やってないと、本来疲労度を計測すべき人たちは絶対行けへんし！
とかツッコミたくなりました笑
疲労度計がもっと一般的な商品となって、病院や家庭向けに販売されるとき、
やっとこの疲労度計が本当の意味で活躍するんだろうな。と期待を込めて。

日本人は頑張り屋さん？

疲れの原因となる疲労物質の研究は国家的プロジェクトとして、
大阪市立大学 渡辺恭良 特任教授を中心に進められているそう。

その目的には、過労死やうつ病、睡眠障害の予防などが挙げられ、
年間数万人とも言われている過労死への対策として注目を浴びています。
『勤勉』という国民性が裏目に出ているのか、
世界的に見ても、特に日本は長時間労働が顕著だそう。
学会や論文などでも『KAROSHI（Death from Overwork）』という言葉が使われる位で、
国が国家プロジェクトとしてこの分野の研究を進めるのも納得ですね。

疲労度計が開発された背景

これまでにも、心拍数の戻り具合から身体の疲労度を計測するものは
存在していましたが、あくまでもトレーニング用。

通常、心身に処理しきれない程の負荷がかかったりすると、
人間は本能的に生命の危険を察知して、
負荷を軽減すべく回避しようとします。

しかしながら何らかの理由で、
人間の脳が過負荷・疲労を認識できない状況に陥ると、
その環境下でのハードな活動を、同じペースで続行してしまう。
ココロとカラダが、疲れていることに気付かない状態になるという事ですね。

そこで、疲労を客観的に数値化して知る事ができれば、
こういった事態を把握することができ、過労を予防できるのでは？
というところに着眼点を置き、大阪市大の渡辺教授が研究を進めることになったそうです。

多かれ少なかれ日本的な文化の中には、
「やる気があれば出来るはずだ！」
「弱音を吐くな！」
的なところってあるんじゃないでしょうか？頑張りすぎと言うか。
それはそれで良い面もあるとは思うんですけどね。
疲労度計のような、ある意味で自分を客観視できるツールがもっと身近になれば、
救われるビジネスパーソンも沢山いるんだろうな。
期待してます！渡辺教授！

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