意外と身近に居る！もしマダニに刺されたら？

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昨日のニュースで見た『マダニ特集』。
マダニの存在は知っていたものの、全く自分には関係無さそうと思っていた。
けど！！！案外そうでも無さそうですよ！
マダニに刺されたら？症状は？対処法は？など、もしもの時の備えに。

マダニとSFTS（重症熱性血小板減少症候群）

今年2013年1月に国内で初めて発症者が確認された、SFTS（重症熱性血小板減少症候群）。
マダニが媒介するウイルス性感染症で、
日本国内では、9月11日までに42例（うち17例が死亡）が確認されています。

マダニが活発に活動するのは主に春から秋ですが、
暑さも和らぎ過ごしやすくなる9月・10月ごろは、アウトドアや味覚狩りなど
マダニの生息地である森林や草むらに行く機会も多くなるので、
十分な対策が必要です。

マダニが媒介する感染症と症状

マダニ媒介性感染症としては、日本紅斑熱・Q熱・ライム病・ダニ媒介性脳炎などが
知られていますが、現在日本国内での感染・発症が多発しているのは
SFTS（重症熱性血小板減少症候群）です。
SFTSに感染・発症した時の症状としては、発熱・嘔吐・下痢・腹痛など。
風邪やノロウイルスの症状にも似ているので、見極めが難しいこともあるそう。

By: epSos .de

マダニに刺されたら？

マダニは血を吸っている事に気付かれないように、
血を吸うと同時に麻酔性の体液を噛み口から注入します。そのため、
多くの場合はマダニに刺されている事に気付きにくく、マダニに嚙みつかれたまま
6日から10日ほども血を吸われ続けることも。

もしマダニに刺されている事に気付いたら、深呼吸を！
絶対に無理に取り除こうとしてはいけません。

マダニは、自分と寄生先が離れないよう、自前のセメント様の物質で
がっちりホールドしています。
無理に引きぬこうとすると、マダニの体液（病原ウイルス）を人体に注入する
ことに繋がる恐れがあり、取れたとしても、
刺し込まれたマダニの頭部が人体に残ってしまう事も！

とにもかくにも！皮膚科へ行くのがベストです！

自然にマダニが取れたとしても、そのマダニを持って皮膚科を受診されてください。
もしマダニを介してSFTSなどに感染していたとしても、
すぐにその症状が出る訳ではなく、1週間から2週間の潜伏期間を経て初めて発症します。
よって、自然にまたは民間療法的にマダニを取り除いた場合でも、
念のために皮膚科を受診すること、また医師にマダニに刺されたと伝える事が
推奨されています。

マダニを予防する！

マダニに刺されないよう予防・対策のためには、当たり前の様ですが
山や草むらに入る時は長袖・長ズボンを着用することが重要です。

そして帰宅後は速やかに入浴・着替えをする事で、
服についたマダニに刺されることを避けたり、早期発見することにも繋がります。

ワタクシが見たテレビの特集では、
実際にマダニに刺されSFTSに感染した徳島県の男性を取材していましたが、
その男性は畑仕事中にマダニに刺されたと推測されていました。
また長ズボンの裾から侵入しないよう、靴下をズボンの裾に被せる事も
効果的と専門家が話していました。
若干マヌケな感じに仕上がりますが、マダニに刺されるよりはマシですょね・・・

マダニ対策のまとめ

マダニを取るための方法には、アルコール・ワセリン・火を使うなど
色々な民間療法？があるようですが、失敗すると余計事態を悪くするそうです。
SFTSなどの感染症に感染した場合、早い処置がその後の予後を左右するそうなので
しっかり予防して、万が一の時はスグに皮膚科に行く。
そんな感じで秋のレジャーも安全に楽しみましょうぞ！

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